【スマホ買い替え調査】約2割が「買い替えで後悔」 最多理由は「バッテリー劣化」61.0%

【スマホ買い替え調査】約2割が「買い替えで後悔」 最多理由は「バッテリー劣化」61.0%

いまや生活に欠かせない存在となったスマートフォン。便利な反面、機種代の高額化や買い替えサイクルの変化など、選び方や使い方を見直す動きも広がっています。

「思っていたのと違った」「もう少し検討すればよかった」といった、買い替え後の小さなモヤモヤを感じた経験を持つ人も少なくないのではないでしょうか。

そこで今回、プラスト株式会社との共同調査として、全国の20歳~59歳の男女500名を対象に「スマホの買い替えに関するアンケート調査」を実施しました。

本調査では、スマホ買い替え時の後悔経験や買い替え理由、満足度、今後の買い替えに対する考え方など、ユーザーのリアルな声を多角的に明らかにしています。

■調査概要

  • 調査名:スマホの買い替えに関するアンケート調査
  • 調査手法:インターネットアンケート
  • 調査期間:2026年5月6日~5月13日
  • 調査対象:全国の20歳~59歳の男女
  • 有効回答数:500件

■質問内容

  • 質問1:これまでにスマートフォンを買い替えて「後悔した」と感じたことはありますか?
  • 質問2:スマートフォンを買い替えた主な理由は何ですか?
  • 質問3:直近でスマートフォンを買い替えたときの満足度として、最も近いものを教えてください。
  • 質問4:スマートフォンを買い替えたあと、どのような点で後悔しましたか?
  • 質問5:スマートフォンの買い替えに対して、あなたの考えに最も近いものを教えてください。
  • 質問6:スマートフォンの買い替えで、「失敗した」「思っていたのと違った」と感じた体験があれば教えてください。

※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります。

目次

約2割が「買い替えで後悔した経験あり」、5人に1人以上の本音

約2割が「買い替えで後悔した経験あり」、5人に1人以上の本音

まず、これまでにスマートフォンを買い替えて「後悔した」と感じたことがあるかを尋ねたところ、「よくある」が5.0%、「たまにある」が18.0%となり、合計23.0%が後悔の経験を持つことが明らかになりました。

【買い替えで後悔した経験】

  • よくある:5.0%
  • たまにある:18.0%
  • ない:77.0%

約8割が「後悔したことはない」と回答する一方で、5人に1人以上が何らかの後悔を経験しているという結果から、スマートフォンの買い替えにおいては「期待」と「実態」のギャップが一定数生じていることがうかがえます。

買い替え理由トップは「バッテリーの劣化」61.0%、性能や魅力よりも“限界”が動機に

買い替え理由トップは「バッテリーの劣化」61.0%、性能や魅力よりも“限界”が動機に

スマートフォンを買い替えた主な理由として最も多かったのは、「バッテリーの劣化」61.0%でした。続いて「動作不良・不具合」28.4%、「機種変更キャンペーン」16.4%、「画面・本体の故障」14.4%と続いています。

【スマホを買い替えた主な理由】

  • バッテリーの劣化:61.0%
  • 動作不良・不具合:28.4%
  • 画面・本体の故障:14.4%
  • 最新機種への興味:7.2%
  • カメラ性能への魅力:4.8%
  • 容量不足:13.2%
  • 機種変更キャンペーン:16.4%
  • その他:4.6%

一方で、「最新機種への興味」7.2%、「カメラ性能への魅力」4.8%と、機能や魅力を理由に挙げる人は少数にとどまり、買い替えの多くが端末そのものの“物理的な限界”によって発生していることがうかがえます。

その他の回答では、

  • 「3Gの終了」
  • 「OSのアップデート終了」
  • 「ガラケーのサービス終了」

など、サービス側の都合による買い替えも一定数見られました。

直近の買い替え満足度は約8割、ただし約2割は後悔層

直近の買い替え満足度は約8割、ただし約2割は後悔層

直近でスマートフォンを買い替えたときの満足度については、「とても満足した」28.2%、「ある程度満足した」54.8%と、合計83.0%が買い替えに満足している結果となりました。

【直近の買い替え時の満足度】

  • とても満足した:28.2%
  • ある程度満足した:54.8%
  • やや後悔している:11.4%
  • とても後悔している:5.6%

一方で、「やや後悔している」11.4%、「とても後悔している」5.6%を合わせると、17.0%が直近の買い替えに何らかの後悔を感じていることが分かります。

多くの人にとってスマホの買い替えは満足度の高い行動である一方、約2割が「期待と違った」と感じている実態も浮き彫りとなりました。

後悔の理由トップは「慣れるまで使いづらかった」、データ移行の手間にも不満

後悔の理由トップは「慣れるまで使いづらかった」、データ移行の手間にも不満

前問で「やや後悔している」「とても後悔している」と回答した85名を対象に、具体的な後悔の内容を尋ねたところ、最も多かったのは「慣れるまで使いづらかった」32.9%でした。続いて「データ移行や設定が面倒だった」30.6%、「思ったより性能の違いを感じなかった」18.8%と続いています。

【買い替え後に後悔した点】

  • 思ったより性能の違いを感じなかった:18.8%
  • 価格が高すぎた:9.4%
  • 新しい機能を使いこなせなかった:11.8%
  • データ移行や設定が面倒だった:30.6%
  • アクセサリーなど追加費用がかかった:15.3%
  • 慣れるまで使いづらかった:32.9%
  • その他:8.2%

性能や価格そのものよりも、「操作への慣れ」「設定や移行の手間」といった、機種選び以外の“使い始めの負担”が後悔につながっている傾向が見られます。

「長く使いたい」「コスパ重視」が主流、レンタル検討も6.8%

「長く使いたい」「コスパ重視」が主流、レンタル検討も6.8%

スマートフォンの買い替えに対する考え方を尋ねたところ、「今のスマホをできるだけ長く使いたい」が37.4%で最も多く、「型落ちや価格の安い機種を選びたい」33.6%と合わせて、合計71.0%が“長く使う・コスパ重視”の志向を示しました。

【スマホ買い替えに対する考え方】

  • 最新機種を購入したい:21.6%
  • 型落ちや価格の安い機種を選びたい:33.6%
  • 今のスマホをできるだけ長く使いたい:37.4%
  • 購入以外の選択肢(レンタルなど)も検討したい:6.8%
  • その他:0.6%

「最新機種を購入したい」は21.6%と一定数存在するものの、買い替えの主流は“必要に応じた合理的な選択”へとシフトしつつあることがうかがえます。

また、「購入以外の選択肢(レンタルなど)も検討したい」と回答した人が6.8%存在しており、所有以外の利用形態にも一定の関心が広がっている様子が見られます。

体験者が語る、買い替え後の”想定外の引っかかり”

最後に、スマートフォンの買い替えで「失敗した」「思っていたのと違った」と感じた体験について自由回答で尋ねたところ、回答は大きくいくつかの傾向に分類できました。

以下は、実際の回答内容に基づく分析です。

● データ移行や引き継ぎの煩雑さ

買い替えに伴うデータ移行や設定の手間を挙げる声が多く見られました。

【実際の回答例】

  • 「データ移行の失敗」
  • 「データ移行が不十分なまま機種変更をしてしまった」
  • 「バックアップをとるのが面倒くさい」
  • 「忙しい時に買い替えてアプリを移すのが面倒くさい」

スマートフォン本体の性能だけでなく、買い替え時の作業負担が体験価値に影響していることがうかがえます。

● サイズ感や重さへの違和感

画面サイズや本体の重さに関する戸惑いも目立ちました。

【実際の回答例】

  • 「新機種は思ったより重たくて、自分の手のサイズには大きすぎたから」
  • 「画面が大きいほうが良いと思っていたが、購入後に使ってみると大きすぎて片手で操作しにくい感じがした」
  • 「片手で操作するには少し大きくて不便だった」
  • 「思っていたよりサイズが大きくてポケットに入りにくく、持ち歩きにくかった」

高機能化に伴うサイズの大型化や重量増が、日常使いの“持ちやすさ”を損なうケースもあるようです。

● バッテリー持ちへの不満

買い替え後すぐにバッテリー持ちが悪く感じたという声も多く見られました。

【実際の回答例】

  • 「バッテリーがすぐにダメになった」
  • 「バッテリーの劣化が想像より早かった」
  • 「思った以上にバッテリーが弱い」
  • 「バッテリーの容量が思ったほどなかった」

設問2の買い替え理由トップが「バッテリーの劣化」であった点とも重なり、ユーザーが最も気になるポイントの一つとなっていることが分かります。

● 価格やコスパへの不満

価格や追加費用に関する不満も一定数挙げられました。

【実際の回答例】

  • 「価格が思ったより高かった」
  • 「ケースや保護フィルムや充電アダプタを買うとかなり高額になる」
  • 「値段が高かったのに機能はそれほど変わらなかった」

近年のスマホ高額化やアクセサリー類の追加コストが、買い替え後の満足度を左右する要素になっていることがうかがえます。

【まとめ】スマホは“買い替え”から“使い分け”へ

今回の調査から、スマートフォンの買い替えに対する満足度は約8割と高い一方、約2割が「期待と違った」と感じている実態が明らかになりました。

特に買い替え理由の最多は「バッテリーの劣化」であり、性能や機能の魅力よりも“端末の物理的な限界”が動機となっているケースが多いことが分かります。一方で、後悔の中心は「使い慣れの難しさ」や「データ移行の手間」など、機種選び以外の要素にも広がっています。

また、買い替えに対する考え方は「長く使いたい」「コスパ重視」が主流となっており、「購入以外の選択肢(レンタルなど)も検討したい」という回答も一定数存在しています。

スマートフォンが高額化する中で、「所有して長く使う」「価格を抑える」「必要な期間だけ利用する」といった、ライフスタイルや用途に応じた柔軟な選択肢が求められる時代に入りつつあるといえそうです。

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