【スマホ利用調査】約4割が「5万円以上で高い」と回答、8割がスマホレンタルを知らず

【スマホ利用調査】約4割が「5万円以上で高い」と回答、8割がスマホレンタルを知らず

通信や決済、仕事、娯楽など、日常生活に欠かせない存在となったスマートフォンですが、その一方で「価格の高さ」に対する負担感も強まっています。

そこで今回、プラスト株式会社との共同調査として、全国の20歳~59歳の男女500名を対象に「スマホ利用に関するアンケート調査」を実施しました。

本調査では、スマホ価格に対する意識や、レンタルサービスの認知・利用状況、利用されない理由、今後の利用意向までを多角的に分析し、スマホ市場における新たな利用スタイルの可能性を探ります。

■調査概要

  • 調査名:スマホ利用に関するアンケート調査
  • 調査手法:インターネットアンケート
  • 調査期間:2026年3月9日~3月16日
  • 調査対象:全国の20歳~59歳の男女
  • 有効回答数:500件

■質問内容

  • 質問1:スマホはいくら以上だと「高い」と感じますか?
  • 質問2:スマートフォンをレンタルできるサービスがあることを知っていましたか?
  • 質問3:スマホのレンタルサービスを利用したことはありますか?
  • 質問4:スマホレンタルにどのようなメリットがあると思いますか?(複数回答可)
  • 質問5:スマートフォンのレンタルを利用しない理由は何ですか?(複数回答可)
  • 質問6:どのような条件があればスマートフォンをレンタルで利用してみたいと思いますか?(複数回答可)

※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります。

目次

約4割が「5万円以上で高い」と回答 スマホ価格への心理的ハードルが顕在化

約4割が「5万円以上で高い」と回答 スマホ価格への心理的ハードルが顕在化

まず、スマートフォンの価格について「いくら以上で高いと感じるか」を尋ねたところ、「5万円以上」が42.8%で最多となりました。

【スマホが高いと感じる価格】

  • 5万円以上:42.8%
  • 8万円以上:20.4%
  • 10万円以上:23.8%
  • 15万円以上:13.0%

現在のスマートフォン市場では10万円を超える端末も一般的になりつつありますが、ユーザーの感覚としては「5万円台」でもすでに“高い”と感じる人が多いことが分かります。

この結果からは、実際の販売価格とユーザーの心理的許容ラインにギャップが生じている実態が浮き彫りとなりました。

スマホレンタルの認知率は19.8%にとどまる

スマホレンタルの認知率は19.8%にとどまる

スマートフォンのレンタルサービスについて認知しているかを聞いたところ、「知っていた」は19.8%にとどまり、「知らなかった」が80.2%となりました。

【レンタルサービスの認知】

  • 知っていた:19.8%
  • 知らなかった:80.2%

約8割が「知らなかった」と回答していることから、スマートフォンのレンタルは、まだ一般ユーザーにとって“選択肢として認識されていないサービス”であることが分かります。

現在のスマートフォン利用は、キャリアでの分割購入や端末の長期利用が一般的であり、「スマホは購入するもの」という前提が強く根付いています。

そのため、たとえレンタルという仕組みが存在していても、現状比較検討の対象にすら上がっていない可能性があります。

実際の利用経験は7.0% 認知不足がそのまま利用率の低さに

実際の利用経験は7.0% 認知不足がそのまま利用率の低さに

スマホレンタルの利用経験については、「ある」が7.0%、「ない」が93.0%となりました。

【スマホレンタルの利用経験】

  • ある:7.0%
  • ない:93.0%

実際に利用したことがある人は1割未満にとどまり、スマートフォンレンタルがまだ一般的なサービスとして浸透していない現状が明らかとなりました。

前問の結果でも示された通り、そもそもサービスの認知率が低いことから、「知られていないこと」がそのまま「使われていない理由」になっている構図が見て取れます。つまり、ユーザーにとっては購入以外の選択肢が存在していないのと同じ状態であり、比較検討の段階にすら進んでいないケースが大半であると考えられます。

スマホレンタルの価値は浸透途上、理解が進めば利用拡大の可能性も

スマホレンタルの価値は浸透途上、理解が進めば利用拡大の可能性も

スマートフォンレンタルのメリットについて尋ねたところ、「初期費用を抑えられる」32.8%、「短期間だけ利用できる」28.4%、「最新機種を試しやすい」24.6%といった項目が上位となりました。

【スマホレンタルのメリット】

  • 初期費用を抑えられる:32.8%
  • 短期間だけ利用できる:28.4%
  • 最新機種を試しやすい:24.6%
  • 故障時の対応が安心:13.8%
  • 使わなくなったら返却するだけでよい:19.8%
  • スマホを所有しなくてよい:6.0%
  • その他:0.2%
  • 特にメリットは感じない:39.4%

スマートフォンレンタルは「コスト負担の軽減」や「利用期間の柔軟性」といった点において、一定の魅力が認識されていることが分かります。特に、初期費用を抑えたい層や、短期間だけ利用したいニーズに対しては、購入とは異なる価値を提供できるサービスであるといえます。

一方で、「特にメリットを感じない」という回答も39.4%で最多となりました。
この結果から、レンタルの利便性は一定程度理解されているものの、それ以上に「購入との違いが分かりにくい」「利用シーンが想像しづらい」といった課題が存在していると考えられます。

利用しない理由1位は「購入が当たり前」 固定観念が最大の障壁に

利用しない理由1位は「購入が当たり前」 固定観念が最大の障壁に

レンタルを利用しない理由として最も多かったのは、「長く使うなら購入の方が安いと思う」35.1%、次いで「購入するのが当たり前だと思っている」31.8%でした。

【スマホレンタルを利用しない理由】

  • 購入するのが当たり前だと思っている:31.8%
  • 長く使うなら購入の方が安いと思う:35.1%
  • レンタルサービスをよく知らない:18.5%
  • 端末が新品ではないことに抵抗がある:11.8%
  • 手続きが面倒そう:14.2%
  • その他:2.2%
  • 特に理由はない:28.6%

スマートフォンは「所有するもの」という認識が根強く残っており、これがレンタル利用の大きなハードルとなっていることが分かります。

またその他の回答では、

  • 「自分のものにしたい」
  • 「情報漏洩が心配」
  • 「壊れた時どうなるのか不安」

といった声もあり、セキュリティや保証面への不安も一定数存在しています。

利用意向は伸びしろ段階、料金・手軽さ・保証が普及のポイントに

利用意向は伸びしろ段階、料金・手軽さ・保証が普及のポイントに

今後スマートフォンレンタルを利用したいかについて尋ねたところ、「利用したいと思わない」が41.2%で最多となりました。

【利用意向・条件】

  • 月額料金が安い:38.8%
  • 新しい機種が選べる:21.4%
  • 故障時の保証がある:21.6%
  • 短期間で利用できる:16.8%
  • 手続きが簡単:24.0%
  • すぐに利用開始できる:15.8%
  • その他:0.4%
  • 利用したいと思わない:41.2%

現時点では積極的な利用意向が高いとはいえない結果となりましたが、一方で注目すべきは、「月額料金が安い」が38.8%と高い割合を占めている点です。
これは、コスト面のハードルが下がれば、レンタルを前向きに検討する層が一定数存在していることを示しています。

また、「手続きが簡単」「保証がある」といった項目も上位に挙がっており、価格だけでなく“利用のしやすさ”や“安心して使える環境”が整うことで、利用意向が高まる可能性があることが分かります。

【まとめ】スマホ利用は“所有一択”から多様化へ レンタルは理解次第で広がる可能性

今回の調査では、スマートフォン価格に対する負担感が高まっている一方で、レンタルという選択肢の認知がまだ十分に浸透していない現状が明らかになりました。特に「スマホは購入するもの」という従来の価値観が根強く残っていることが、利用の広がりに影響していると考えられます。

一方で、初期費用を抑えたい、短期間だけ利用したい、最新機種を試したいといったニーズ自体は確実に存在しており、レンタルサービスが応えられる領域は決して小さくありません。また、料金の分かりやすさや手続きの簡便さ、保証やセキュリティ面への安心感といった条件が整えば、利用を前向きに検討する層が一定数存在することも今回の結果から読み取れます。

スマートフォンがますます高額化し、利用スタイルも多様化していく中で、「所有する」だけでなく「必要な期間だけ利用する」という考え方は、今後より現実的な選択肢の一つになっていく可能性があります。レンタルサービスにとっては、まず選択肢としての認知を広げることに加え、利用シーンの具体化や安心して使える環境づくりを進めていくことが、今後の普及と市場拡大の鍵となりそうです。

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