夏はスマートフォンを屋外に持ち出す機会が一気に増える季節です。海やプール、キャンプ、BBQ、野外フェスなど、撮影や地図、連絡、キャッシュレス決済にスマートフォンは欠かせません。
一方で、水辺や炎天下といった過酷な環境は、スマートフォンにとって破損・水没のリスクが高まる場面でもあります。「やってしまった…」という経験は、決して他人事ではないかもしれません。
そこで今回、プラスト株式会社との共同調査として、全国の20歳~59歳の男女500名を対象に、「夏のレジャーとスマートフォンの破損・水没に関する調査」を実施しました。
本調査では、夏のレジャー頻度から破損・水没の経験・状況、その後の対処、事前対策の実態まで、スマートフォンの“もしも”に関するリアルな声を明らかにしています。
■ 調査概要
- 調査名:夏のレジャーとスマートフォンの破損・水没に関する調査
- 調査手法:インターネットアンケート
- 調査期間:2026年7月8日~7月15日
- 調査対象:全国の20歳~59歳の男女
- 有効回答数:500件
■ 質問内容
- 質問1:夏に海・プール・キャンプ・BBQ・野外フェスなどのレジャーに行きますか?
- 質問2:これまで、屋外レジャーや旅行中にスマートフォンを破損・水没させた経験はありますか?
- 質問3:どのような状況で破損・水没しましたか?
- 質問4:破損・水没した時、どのように対処しましたか?
- 質問5:夏のレジャーに向けて、スマホの破損・水没対策(事前準備)をしていますか?
- 質問6:スマートフォンを水没・破損させてしまった時の状況や、「やってしまった…」と感じた体験があれば、具体的に教えてください。
※数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
※複数回答を含む設問では合計が100%を超える場合があります。
夏レジャーに行く人は約3割、「ほとんど行かない」が7割超

まず、夏に海・プール・キャンプ・BBQ・野外フェスなどのレジャーに行くかを尋ねたところ、「毎年のように行く」は9.8%、「たまに行く」は17.6%となり、合わせて約27.4%が夏のレジャーに出かけることが分かりました。
【夏のレジャーに行くか】
- 毎年のように行く:9.8%
- たまに行く:17.6%
- ほとんど行かない:72.6%
「ほとんど行かない」は72.6%と多数を占めたものの、約4人に1人以上が毎年または時折レジャーに出かけています。屋外や水辺は普段とは異なる環境でスマートフォンを使う場面が増えるため、破損・水没のリスクも高まりやすいといえます。
約7人に1人が屋外・旅行中にスマホを破損・水没させた経験

次に、これまで屋外レジャーや旅行中にスマートフォンを破損・水没させた経験があるかを尋ねたところ、「複数回ある」4.2%、「一度だけある」9.2%を合わせて、約13.4%が破損・水没を経験していることが分かりました。
【屋外レジャー・旅行中の破損・水没経験】
- 複数回ある:4.2%
- 一度だけある:9.2%
- 一度もない:86.6%
「一度もない」は86.6%と大多数を占めるものの、約7人に1人が屋外や旅行先でスマートフォンを破損・水没させた経験を持っている計算です。多くの人にとっては“他人事”に思えるかもしれませんが、決して珍しいトラブルではないことがうかがえます。
破損・水没の状況、最多は「水辺での水没」、落下・水濡れも僅差

続いて、前問で破損・水没の経験が「複数回ある」または「一度だけある」と回答した67名を対象に、どのような状況だったかを尋ねたところ、最も多かったのは「海・プール・川で水没させた」で32.8%でした。続いて「落として画面が割れた/本体が壊れた」29.9%、「汗や急な雨で濡れた」28.4%、「砂・泥・汚れで不調になった」23.9%が上位に並びました。
さらに「高温(車内・直射日光など)で不具合が出た」16.4%、「飲み物をこぼした」9.0%と続いています。
【破損・水没した状況】
- 海・プール・川で水没させた:32.8%
- 汗や急な雨で濡れた:28.4%
- 砂・泥・汚れで不調になった:23.9%
- 落として画面が割れた/本体が壊れた:29.9%
- 高温(車内・直射日光など)で不具合が出た:16.4%
- 飲み物をこぼした:9.0%
水辺での水没が最多となった一方、落下による画面割れや、汗・急な雨による水濡れも僅差で続いており、夏のレジャーには多様な破損リスクが潜んでいることが分かります。水没だけでなく、砂や泥、高温といった屋外ならではの要因も一定数挙がっており、夏場は“複合的な備え”が求められるといえそうです。
対処は「買い替え」が約半数、「代替機の使用」はわずか9.0%

破損・水没の経験が「ある」と回答した67名を対象に、破損・水没した際にどのように対処したかを尋ねたところ、最も多かったのは「新しいスマホに買い替えた」で47.8%と約半数にのぼりました。続いて「修理に出した」29.9%、「そのまま使い続けた」26.9%となっています。
一方で「しばらくスマホなしで過ごした」は14.9%、「予備のスマホ・代替機を使った」は9.0%にとどまりました。
【破損・水没時の対処法】
- そのまま使い続けた:26.9%
- 修理に出した:29.9%
- 新しいスマホに買い替えた:47.8%
- しばらくスマホなしで過ごした:14.9%
- 予備のスマホ・代替機を使った:9.0%
破損・水没時の対処では約半数が「買い替え」を選んでおり、被害が高額な出費につながりやすい実態がうかがえます。その一方で、「予備のスマホ・代替機を使った」はわずか9.0%にとどまり、「しばらくスマホなしで過ごした」14.9%を下回りました。
いざという時に代わりの端末を用意できている人は少なく、破損・水没が“生活への支障”に直結しやすい状況も見えてきます。
事前対策は「バックアップ」「防水ケース」が中心、予備機は最少

夏のレジャーに向けてスマホの破損・水没対策をしているかを尋ねたところ、最も多かったのは「データのバックアップをとる」で40.2%でした。続いて「防水ケース・防水ポーチを使う」34.4%、「スマホ保険・補償に加入している」14.8%、「予備機・サブ端末を用意する」11.6%となっています。
【夏レジャーに向けた事前対策】
- 防水ケース・防水ポーチを使う:34.4%
- スマホ保険・補償に加入している:14.8%
- 予備機・サブ端末を用意する:11.6%
- データのバックアップをとる:40.2%
- その他(「何もしていない」等):16.2%
データのバックアップや防水ケースといった“被害を防ぐ・軽くする”対策は一定数に浸透している一方、「予備機・サブ端末を用意する」は11.6%と最も少ない結果となりました。また、「その他」16.2%の多くは「何もしていない」という回答で、特段の対策をしていない層も一定数存在しています。
前述の通り、破損時の対処では約半数が買い替えを選び、代替機を使えた人はごくわずかでした。“壊れないための備え”に比べ、“壊れた後の備え(代わりの一台)”はまだ手薄であることがうかがえます。
体験者が語る、夏に起きた“スマホ受難”の瞬間
最後に、スマートフォンを水没・破損させてしまった時の状況や「やってしまった…」と感じた体験を自由回答で尋ねたところ、具体的なエピソードが数多く寄せられました。回答内容は大きくいくつかの傾向に分類できます。
以下は、実際の回答内容に基づく分析です。
● 海・プール・川、水辺のレジャーで起きた「水没」
最も多く見られたのは、海やプール、川など水辺でスマートフォンを水没させてしまったという体験です。
【実際の回答例】
- 「魚釣りをしていた時に携帯に電話がかかってきて、出ようと思って携帯を持った時手が滑って川に落とした」
- 「川辺で写真を撮ろうとポケットから出した拍子に川に落とした」
- 「海の中に落としてしまった」
撮影や電話のためにスマートフォンを手にした一瞬の隙に水没させてしまうケースが目立ち、水辺では“落とす”がそのまま“水没”に直結しやすいことがうかがえます。防水ケースやストラップなど、水辺ならではの備えの重要性が浮かび上がります。
● 一瞬の油断で「画面が割れた」落下トラブル
次に多かったのが、ふとした拍子にスマートフォンを落とし、画面を割ってしまったという体験です。
【実際の回答例】
- 「車から降りた拍子に路面に落下して画面が割れてしまった」
- 「コンクリートに携帯を落としてバキバキに割れてしまった」
- 「買って間もないスマホを胸のポケットに入れていて、かがんだ際に道路に落として画面にヒビが入ったことがある」
ポケットやカバンからの出し入れ、かがんだ際、車を降りた際など、日常の何気ない動作の中で落下・破損が起きており、いつ・誰にでも起こりうる身近なトラブルであることがうかがえます。
● 炎天下・車内放置、夏ならではの「高温」トラブル
夏に特有のトラブルとして、車内放置や直射日光など「高温」による不具合を挙げる声もありました。
【実際の回答例】
- 「夏季の炎天下で車の中に置きっぱなしにしてしまい壊れてしまった」
- 「炎天下でスマホを放置したら画面が真っ黒になった」
- 「高温により不具合が出て修理に出しました」
夏場は落下や水没だけでなく、高温そのものが故障の原因になりうる点も見逃せません。屋外レジャーやドライブの際は、直射日光や車内放置を避ける意識が大切だといえます。
● 「写真が消えた」「買い替えるしかなかった」、残る代償
そして、破損・水没そのものだけでなく、その“後”に残る代償の大きさをうかがわせる声も見られました。
【実際の回答例】
- 「データバックアップを取っていなかったので、思い出の写真などがすべて消えてしまった」
- 「高いお金を払ったのに無駄にした気分」
- 「仕事が終わってロッカーに入れていたスマホをバッグから取り出す時に、床に落としてしまいダメになった」
バックアップ未取得による写真の消失や、修理・買い替えにかかる費用への落胆など、破損・水没が金銭的・精神的な負担に直結している実態がうかがえます。
今回の自由回答からは、水辺での水没や不意の落下、炎天下での不具合、そしてバックアップ未取得によるデータ消失まで、夏ならではの“スマホ受難”がリアルに語られました。修理や買い替えにかかる負担も含め、破損・水没が生活に与える影響の大きさがうかがえます。
【まとめ】“壊れた後”の備えはまだ手薄、見直したい「代わりの一台」という選択肢
今回の調査から、屋外レジャーや旅行中にスマートフォンを破損・水没させた経験を持つ人は約13.4%にのぼり、決して珍しいトラブルではないことが分かりました。状況としては「海・プール・川での水没」が最多で、落下による画面割れや汗・急な雨での水濡れ、高温による不具合など、夏ならではのリスクが多様に存在しています。
注目すべきは、破損・水没した後の対処です。約半数が「買い替え」を選ぶ一方、代替機を使えた人はわずか9.0%にとどまり、14.9%は「しばらくスマホなしで過ごした」と回答しました。事前対策でも「予備機・サブ端末を用意する」は最も少なく、“壊れた後”の備えが手薄である実態が浮かび上がっています。
スマートフォンが連絡・決済・地図・撮影など生活のあらゆる場面を支える今、破損・水没は誰にでも起こりうる身近なリスクです。防水対策やデータのバックアップに加えて、必要な時だけ使える予備機やレンタルといった“代わりの一手”を選択肢に入れておくことが、万一の際の負担を和らげ、夏のレジャーをより安心して楽しむことにつながるといえるでしょう。
